主砲レオネス・マーティン外野手が欠場する中で、ロッテが再び千賀を攻略した。

7月6日の対戦では3回途中10得点でKO。この日は三振の山を築かれるも、4回にマーティンの代わりに中軸5番に入った角中勝也外野手が同点適時打。159キロを見送った後、140キロのフォークを左前へ。「直球が速すぎたのでフォークかスライダーを」と狙い通りだった。井口資仁監督は「みんなでつないで相手にプレッシャーをかけながら」と8回にひっくり返した粘りもたたえた。8回は藤岡裕大内野手の安打から始まった。「バット短く持って、何とか出塁するためにと思って」。3安打で9月の打率は4割3分6厘。頼もしい8番打者だ。先発エンニー・ロメロ投手も先頭打者本塁打のみで粘り、首位チームの戦いを見せた。

▽ロメロ(白星つかずも6回1失点の力投) 先頭に本塁打を打たれてしまったが、その後はゲームを作ることができた。

▽角中(4回に千賀から同点適時打) 打ったのはフォーク。直球が速すぎて、フォークかスライダーを狙っていこうと思ってました。