中日の笠原祥太郎投手(26)が2年ぶりの先発マウンドで5回まで4安打1失点で投げ終え、勝利投手の権利を持ったまま6回から救援陣にバトンを渡した。

しかし7回に3番手の福が正随に逆転3ランを許して2年ぶりの白星は消えた。

「緊張しました。初回から力んでしまいリズムが悪かったです。(捕手の)木下さんが引っ張ってくれたので、なんとか5回まで投げることができました」とコメントした。

初回いきなり無死一、二塁のピンチも正随を三ゴロ併殺で切り抜けた。3回2死一、三塁では4番鈴木誠を143キロ直球で遊ゴロに仕留めた。

3点リードの5回2死一、三塁で正随に適時打を許し2点差とされると鈴木誠を申告敬遠して塁を埋めた。勝利投手の権利まであと1人で苦しんだが、この満塁の危機も坂倉を左飛に打ち取った。6四球と制球にも苦しんだが、なんとか5回を投げきった。