阪神先発高橋遥人投手(25)が7回2安打無失点で降板した。5度の3者凡退で走者を2人しか出さない完璧な投球だった。6回まで毎回の10奪三振と中日打線を寄せ付けなかった。「今日は何とか0点で抑えるという気持ちでマウンドに上がりました。0点で帰ってくることができて良かったです」。

唯一招いたピンチは2回。2死から中日高橋周平内野手(27)に右中間へ二塁打を浴び、2死二塁となった。しかし続く堂上直倫内野手(33)を遊ゴロに打ち取りピンチを脱した。

チームは6回に糸原健斗内野手(28)の適時二塁打で先制点を挙げた。

1-0の7回2死二塁で自身の打席にジェリー・サンズ外野手(33)が代打で送られ、勝利投手の権利を持っての交代となった。このままリードを守り切れば、20年10月24日の巨人戦(東京ドーム)以来329日ぶりの勝ち星がつく。

 

▼阪神高橋が7回を投げ10奪三振。高橋の2桁奪三振は通算4度目で、自己最多は20年10月5日の巨人戦でプロ初完投したときに奪った14個。今季の阪神で2桁奪三振の投手は、4月8日巨人戦の秋山(6回10奪三振)、7月1日ヤクルト戦のガンケル(7回10奪三振)に次いで3人目。高橋は19年から3年連続で2桁奪三振をマークしている。