巨人坂本勇人内野手(32)が、2戦連発の17号2ランで、大勝へ導いた。

吉川の3ランなどで5点を追加し、押せ押せムードの2回1死二塁。阪神ガンケルの真ん中付近のツーシームを左中間席へ運んだ。「(吉川)尚輝が良い打撃をしてくれた。そこから(松原)聖弥もつないでくれたし、良い流れで打席に入れました」とチームメートに感謝した。

11日の中日戦(東京ドーム)の試合前練習で、原監督からの助言を受け、力を抜いて楽に構えるフォームに微調整。「昔ああいう形で打っていましたけど、また、全然違うイメージ。いろいろ探りながらやっていますけど、結果として打てているので、いいんじゃないか」と一定の手応えを口にした。

フォーム変更後は、24打数12安打4本塁打と打線をけん引する。優勝争いも激しくなる中、ガッツポーズで感情を表すシーンも増えてきた。「まず、コンディションをしっかり整えながら。大事な試合が続くので、チームに貢献できるように頑張ります」と次を見据えた。【小早川宗一郎】