ソフトバンク工藤公康監督(58)が22日からの首位ロッテ2連戦(ZOZOマリン)での雪辱を誓った。

1週間前の対戦では本拠地ペイペイドームに迎えて、2敗1分けと6・5ゲーム差がさらに広がって逆襲に失敗した。敵地での前日練習を見守った指揮官は「やられたらやり返す。強い気持ちを持って挑んでいかなくてはいけない。過去は過去ですけど、やられて悔しい思いをするより、勝ちきってこの地から離れたい」と語気を強めた。

22日に先発するエース千賀は、前回14日のロッテ戦で8回3失点で2敗目も、自己最多タイの14奪三振。2週連続の中5日で134球の熱投を見せた。今回は中7日と変則的な調整が続くが「どんな状況でも行けと言われたら行く状態を作れる準備はできるようになった。変則的ではあったけど大丈夫」と頼もしい。

工藤監督は「残り20試合で(首位と)3、4ゲーム差なら、相手がおどおどとすれば一瞬で抜ける」と逆転優勝のビジョンをこれまでに示している。残り27試合で現在9ゲーム差。計算上はロッテに連敗しなければ残り20試合で4差まで詰め寄る可能性はある。奇跡を起こすために、まずはエースが先陣を切る。【只松憲】

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧はこちら―>