ソフトバンク千賀滉大投手（28）が天敵退治に挑む。

28日の本拠地西武戦に先発予定。チームは西武高橋光成投手（24）に19年5月から3年越しの9連敗中で、今季も6戦3敗と分が悪いが、千賀も同カードは2戦2勝で14イニング全てで無失点だ。27日にペイペイドームで最終調整した右腕は「僕はできることを一生懸命やるだけ。（本拠地の）マウンドとけんかしないように投げたい」と、気合を入れた。

後半戦に限れば5勝1敗で防御率1・27と安定感抜群。2週連続の中5日や中7日など変則日程の登板が続くが、文句なしの投球を続けている。8月下旬以来、約1カ月ぶりの6連戦初戦を任され「勝ちパターンが（24～26日の日本ハム戦で）3連投している。僕ができるところまで投げたいなと思いますし、試合は残り少ない。先発で長いイニングを投げられるピッチャーは貴重だと思うので、その役割を全うできるように」と、頼もしい。首位ロッテとは7差、CS出場圏の3位楽天とは1・5差。エースの快投で、上位浮上のスパートをかける。【只松憲】