巨人高橋優貴投手が、踏ん張りきれず、12勝目を逃した。3回までノーヒットピッチングを見せていたが、4回先頭の中日京田に浴びた右翼線二塁打から崩れた。犠打で1死三塁とされ、大島への4球目。外角高めに外れた143キロ直球を捕手小林がパスボール。ミスで先取点を献上した。高橋にとって、バンテリンドームは今季2戦2勝と得意にしていたが、16イニング目での初失点となった。

5回にも先頭福留からの3連打などで2点を許し、5回4安打3失点(自責1)、65球で降板した。チームは試合前時点で、25日阪神戦から3連敗中。首位ヤクルトとは5ゲーム差と離されていた。高橋は優勝への希望をつなぐべく、前日には「もう負けられないので、チームが勝つためだけに集中します。絶対に勝ちたいです。それしかありません」と意気込んでいたが、チームを救う活躍は見せられなかった。