今季限りでの現役引退を決めた日本ハム斎藤佑樹投手(33)が1日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で現在の心境を明かした。「本当にいろんな思いがあるんですけども、一番はファイターズというチームで11年間…(引退発表のリリースで)コメントでも出しましたけど、最高の仲間と一緒にプレーできたことが、とても幸せな11年間でした」。

引退決断については「僕の中ではずっと思ってはいたんですけど、最終的には今日(1日)、吉村GMとチームメートにお伝えして、という感じですね。本当にいろんな人に相談しましたし、頼る人はファイターズにたくさんいたので、本当にいろんな縁とかつながりとかあるんですけど、やっぱり最終的な決断は自分でしました」と、話した。

引退決断の理由は「一番は体のことですかね。今に始まったことではないんですけど、去年、肘のケガをした時に今年1年で結果が出なかったらという思いでやってきたので、それが一番かなと思います」と説明した。

栗山監督にも現役引退の報告をした。「監督には『今までありがとうございました』と伝えました。監督から(の言葉)は…ちょっと僕の心に留めておきたいんですけど…『お疲れさま』って感じでした」と、明かした。

今後についても質問が飛んだ。「そうですね…とにかくここまで自分の体と向き合いながら結果を残すことを意識してやってきたので、今すぐ何かというのはまだ考えていないですけど、やっぱりファイターズだったり、自分が今まで育った環境に恩返しがしたいなと。これから、周りの人といろいろ相談しながら考えたいなと思います」と、話した。