ソフトバンクが3点差逆転でCS出場への望みをつないだ。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

-3点差の8回に逆転

工藤監督 ベンチから見ていて良かったですよ。ヒットで出るのも大事だし、フォアボールでしっかりとね。見極めて見極めてっていうのはバッテリーからすると嫌だなと思う。それがしっかりとできたというのは逆転にもつながった。確かにラッキーなヒットもありましたけど、満塁での柳田のヒット、その後の川島のタイムリーっていうのは本当にチームを助けてくれる素晴らしいヒットだったと思います。

-柳田は10月初打点

工藤監督 待ちに待ったっていうのもあるし、今日はなかなか勝負してもらえなかった。ただ勝負せざる得ない場面で打ったっていうのもさすがですね。

-長谷川が引退し、川島には代打としての責任も大きくなった

工藤監督 まぁまぁ比重は大きくなったんですけど、今年に関していえば右左あまり関係なくいって、結果も出ている。どっちかというと右の方がいいくらいなので。なかなかいきなりパっと打席にいって打つのはなかなかできることじゃない。ナイスバッティングだったと思います。

-8回は古谷が無失点に抑えてプロ初勝利

工藤監督 経験がまた彼にとってプラスになると思います。彼の自信になってくれれば来年にもつながってくるし、どんどんいい経験をしてほしいと思います。

-1点差で古谷を起用したのは、信用と他投手との兼ね合いもあって

工藤監督 他の投手とのっていうこともあるし、楽天は左が多いので、左の球威のあるピッチャーの方が打ち取る可能性は高いのかなと思いました。

-三森が3回の守備で交代したのは

工藤監督 アクシデントではないですよ。タイミングが合ってなかったので、早めに代えました。

-監督の言っていた諦めない姿勢を選手は見せてくれた

工藤監督 そうですね。そこは大きいのかなと思います。野球は打つだけではない。そこでフォアボールで歩く、粘ることでどんどんチャンスは広がるし、今日も2アウトから広がってタイムリーにつながった。ああいう意識が僕はすごく大事かなと思う。こういう野球が続けられるように。逆転する野球だけでは良くないけど、常にそこでもう1点、もう1点という野球をやっていければ望みはあると思ってます。最後まで諦めないでしっかり頑張ります。