ソフトバンク千賀滉大投手(28)が、6年連続2桁勝利を達成した。首位ロッテに6回6安打3失点で10勝目。球団では南海時代の82~88年に山内孝徳が7年連続で挙げて以来の快挙だ。打線の援護にも恵まれ、今季最終戦でエースが勝利へ導いた。

就任7年目の工藤公康監督(58)は、今季限りで退任する。この日はチームを5度も日本一へ導いた指揮官のラストゲームだった。登板前に千賀は「監督の最後ということもある。僕のわがままというか、僕の10勝のために投げさせてもらえるところもあるのでしっかり投げたいし、変わらない気持ちで投げたい」と話しており、工藤監督も試合前は「今日の試合に対する思いは、千賀に10勝させてあげたい」と、語っていた。千賀の快投で監督通算558勝目を手にし、工藤監督はユニホームを脱ぐことになる。

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