阪神佐藤輝明外野手が、3打数無安打2三振でシーズン最終戦を終えた。

1点ビハインドの2回1死二塁では、中日小笠原の147キロ直球に空振り三振。4回にも小笠原に空振り三振に仕留められた。今季173三振は04年岩村(ヤクルト)に並びプロ野球ワースト6位タイ、日本人では19年村上(ヤクルト)の184三振に次ぐ2位タイ。かねて「三振は自分の技術不足」と語っており、課題は最後までつきまとった。

新人王を目標に掲げたプロ1年目は126試合に出場し425打数101安打、打率2割3分8厘。新人歴代7位の24本塁打、64打点でフィニッシュ。前半戦だけで20本塁打を放ちチームの快進撃をけん引した一方、後半戦はNPB野手ワーストの59打席連続無安打に2軍降格も経験した。収穫と課題を胸に、ポストシーズンで逆襲を期す。