楽天石井一久GM兼監督(48)が指揮1年目のリーグ戦を総括した。

リーグ最終戦に勝利。66勝62敗15分けの貯金4の3位で終え「2年ぶりにクライマックスシリーズへ進出できましたけれど、キャンプでみんなで話し合って、今年も大きな目標に向かってしっかりと頑張ろう、という部分で言えば、本当に僕も選手のみんなも悔しい思いでいっぱいだと思います」と振り返った。

GM業務と並行して監督として指揮をとったことに「監督ってしんどいなと思います。いろんなことを見ながら管理、準備をして、それを実行に移さないといけないので非常に難しい職業だと思います」と率直な思いを口にした。「ただやっぱり僕の中ではとにかくイーグルスを前進させないといけないという思いを常に持っているので、負けそうな気持ちになる時でも、やっぱりその気持ちをしっかりと強く持って臨みました」と苦しみながらも、常勝軍団構築への道のりを歩んだ。

試合後にはセレモニーが行われ、グラウンド内を一周しファンの思いを受け止めた。「プロとして期待を裏切っちゃいけない、というところもありますし、みんなに応援される、かわいいというか、愛されるというか、本当に僕たちのチームだよ、と言ってもらえるようなイーグルスになっていけばいい。ただ、それだけでもいけない。今年は何位になるんだろうと期待を持ってくれるような、たくましいチームにもなっていけたらなと思います」とチームの未来像を描いた。