ヤクルトは今季最終戦を終えた。試合後にはセレモニーが行われ、高津臣吾監督(52)と、今季現役を引退する雄平外野手(37)があいさつをした。セレモニーのあいさつは以下の通り。

 

【高津監督】

本日の試合をもちまして2021年の公式戦をすべて終了しました。今年も入場者制限、そしてたくさんの規制、ルールがある中、たくさん神宮球場に足を運んでいただき、そして全国からの応援、本当にありがとうございました。昨年一昨年と、なかなかいいゲームができずに悔しい思いをしたんですけど、今年はここ神宮球場でも素晴らしい戦いができ、傘の花が開き、東京音頭で盛り上がっていただけたんじゃないかなと思っています。

そして、少し遅くなりましたが、スワローズファンのみなさん優勝おめでとうございます。まだまだCS、そしてその先には日本シリーズがありますが、チーム、選手、スタッフはもちろん、ファンのみなさんと、絶対に崩れない一枚岩となって、ここを勝ち抜いていきたいと思います。選手は頑張ってくれるはずです。絶対大丈夫です。そして、今日この試合で引退を決意した大事な仲間がいます。雄平。一言。

【雄平】

まず始めにこのような場を開いてくださいましたヤクルト球団関係者のみなさま、ならびに広島カープのみなさま、そして今日球場に足を運んでくださったファンのみなさま、本当にありがとうございました。今日をもちまして私は現役を引退しますが、これまでたくさんの方々に支えていただきました。歴代の監督さんをはじめ、たくさんのコーチの方々にはこれまで多くのご指導をいただき、ここまで成長することができました。そして、チームスタッフのみなさん、いつも全力で一生懸命サポートしてくださいました。本当にみなさんのサポートのおかげで、こうして最後まで思いっきりプレーをすることができました。

そして、尊敬する優しい先輩たち、仲良くしてくれた同級生、かわいいかわいい後輩たち、最高のチームメートと野球ができて本当に楽しかったです。最高の思い出をありがとう。そしてファンのみなさん、いいときばかりではなく、なかなか勝てないとき、全然打てないとき、どんなときも優しく愛のある応援をしてくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。このような素晴らしい方々に囲まれて、幸せな現役生活を送ることができました。みなさま本当にありがとうございました。

そして、両親、これまで子どもの頃から何不自由なく野球をやらせてくれました。こんなにも丈夫に育ててくれて、本当にありがとう。娘たち、いつも元気に明るく笑顔でいてくれて、それだけでパワーをもらっています。妻、これまでたくさんサポートしてくれました。本当にこの場では伝えきれないぐらい感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。

最後になりますが、チームはこれからクライマックス・シリーズ、日本シリーズと大事な試合が待っています。これからもチーム一丸となり、必ず日本一になってくれることを願っています。絶対大丈夫です。そしてファンのみなさん、これからもスワローズに引き続き、熱い熱いご声援をどうぞよろしくお願い致します。またみなさんとお会いできる日を楽しみにしています。19年間ありがとうございました。

【高津監督】

2015年のあの優勝を決めたシーン一生忘れることはないと思います。もう1度雄平に大きな拍手を送ってあげてください。そして、遅くまで残っていたカープファンのみなさん、昨年も同じ対戦になりましたけど、今年はちょっと我々が分が良かったですけど、たくさん球場に足を運んでいただいて、本当にありがとうございます。また来年、お互いに真っ赤に燃えて、バリいい戦いをやっていきましょう。1年間ありがとうございました。

最後になりますけれど、これから、あと10日後CSが始まります。少しみなさんも充電していただき、我々もしっかり調整し頑張っていこうと思います。これからもスワローズをよろしくお願いします。1年間本当にありがとうございました。