西武は8日までに、スペイン語通訳を募集すると発表した。

「通訳業務」はもちろん「外国人選手が日本のプロ野球界において最大限のパフォーマンスが発揮できるための環境作り」ができる人材を1人募集している。

2日には「編成グループ国際業務担当」として、フェルナンド・セギノール氏と契約したことも発表。日本ハムなどで活躍した同氏が駐米スカウトとなり、スペイン語圏からの選手発掘にも本腰を入れていく。渡辺久信GMは「セギノールにはアメリカ、中南米に多くのパイプがある。彼は人間的にも大変すばらしいし、そういったエリアの人たちともしっかりコミュニケーションを取りながら、ライオンズに貢献してくれると思う」と話す。

6月20日のロッテ戦前には、外国人選手へのサプライズメッセージビデオが上映された。コロナ禍によって家族と離ればなれとなりながら、プレーする外国人選手たちへ、主力選手や辻発彦監督からの激励メッセージから始まり、最後は母国にいる家族からのサプライズメッセージで締めくくられたもの。それを見たザック・ニール投手やリード・ギャレット投手は涙していた。実はこの企画も通訳が発案したものだった。西武は外国人選手に寄り添える文化をつくってきた。

選手発掘と同時に、異国の地でプレーする選手が力を発揮できる環境を整えていく。