来秋ドラフト候補に立候補だ－。

同点の9回2死、東洋大6番手の羽田野温生（はたの・はるき）投手（3年＝汎愛）は、この日最速152キロの直球を低めに決め、空振り三振を奪った。「大学在学中に160キロを目指したいです。もちろん、プロを目指してずっとやってます。（来年の）春、秋と結果を残して、そこにつながればいい」と力強く話した。

順調に球速を伸ばしてきた。高校時代の最速は147キロ。今春に練習で150キロの大台に乗せると、今秋リーグ戦で156キロに更新。春から秋にかけた球速アップのカギは「筋力トレーニングです。出力を上げるために、下半身中心でやりました」と、188センチ、90キロの右腕は、背筋を伸ばして答えた。

この冬は、来春の1部返り咲きのため、来年のドラフト指名のため、課題を克服する。「自分の持ち味は真っすぐですが、制球と変化球の精度を伸ばしたいです。中でもスプリットを磨いていきたいです」と、レベルアップを誓った。