広島野村祐輔投手(32)が19日、広島・廿日市市内の大野練習場で契約更改交渉に臨み、減額制限いっぱい(1億円超は40%)となる4800万円減の7200万円でサインした。

右腕は「(球団から)年齢的にも十分やれる年だと思う。頑張ってほしいと言われた。昨年手術を受けて、なかなか今年は思うようにいかなかった。はい上がっていきたい」と力を込めた。

不本意なシーズンとなった。昨年10月に受けた「右鎖骨下静脈血栓症除去術」から復活した今季は、2年ぶりの開幕ローテーション入りを果たした。しかし8試合に先発し、0勝4敗、防御率6・31と振るわず、プロ入りから10年目にして初となる未勝利に終わった。「1番は自分の思うように投げられなかった。勝つ、負けるより、悔しかった」と話した。

来季へ向け、「納得する1年にすることですね」と巻き返しを誓った。