西武は22日、レイズからFAになった左腕のディートリック・エンス投手(30)を獲得したことを発表した。背番号は75。西武はエンスを高く評価し本腰を入れて交渉に乗り出していた。高額年俸ながら来季V奪還に必要戦力として、補強に成功した。

エンスは球団を通じ「埼玉西武ライオンズでプレーする機会を得られて光栄です。監督、コーチ、チームメート、スタッフの皆さんと最高のシーズンが過ごせることを楽しみにしています。日本は素晴らしい場所だとたくさんの人からうかがっていますので、妻とともに日本に行くことが待ち遠しいです!」とコメントした。

渡辺久信GMは「球も強くストライクゾーンで勝負できるので、左の先発投手としてローテーション入りを期待しています。人間的にも優れていて、日本で成功してやるんだ、という強い意気込みを感じました」と期待を込めた。

エンスは17年にツインズでメジャーデビュー。その後はマイナーを渡り歩き、今年8月にレイズで4年ぶりのメジャー登板を果たした。今季は9試合登板で2勝2セーブ1ホールド、防御率2・82。3Aでは8勝2敗の成績を残した。最速156キロの力強い直球に加えカーブ、カットボール、チェンジアップなど変化球も多彩だ。

今季チームは先発左腕による勝利数が2勝と、左腕不足に見舞われた。エンス獲得によって、先発ローテーションの厚みが一気に増す。

◆ディートリック・エンス 1991年5月16日、米イリノイ州生まれ。12年ドラフト19巡目(全体609位)でヤンキースと契約。17年途中にツインズに移籍し、同年8月に初昇格。その後パドレス、マリナーズの傘下を経て、今季レイズで4年ぶりにメジャー登板。メジャー通算11試合で2勝0敗2セーブ、防御率3・42。185センチ、95キロ。左投げ左打ち。