オリックスのエース山本由伸投手(23)が続投志願した模様だ。8回、3者連続奪三振でベンチに戻ると高山郁夫投手コーチ(59)から、ねぎらいの握手を求められた。だが、手を離さないまま、山本が高山コーチと話し込み、何やら意見交換。その直後、壁に両腕を突いてストレッチするしぐさを見せた。8回まで1失点の好投を見せていた。9回もマウンドへ。3人で抑えて、プロ入り後、自己最多の141球で締めくくった。ベンチに戻ると今度は中嶋聡監督(52)が直々にねぎらいに向かい、高山コーチも頭をポンとたたいた。この日は9回6安打11奪三振1失点の快投だった。沢村賞右腕が心意気たっぷりの熱血を見せた。