BIGBOSSに心酔している日本ハム郡拓也捕手(23)が1日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、250万円増の来季年俸800万円でサインした。

帝京(東京)からドラフト7位で入団し、来季で入団6年目。秋季キャンプ中の“シャッフルノック”では初めて中堅を守り、見事なバックホームで新庄剛志監督(49)の目を引いた。「『ワンバンになってもいいから低い球を投げろ』と言われて全力で腕を振ったら、今までにないくらい指にかかったボールが行った。こういう感じで投げたらいいというのが、つかめた」と、にっこり。「本当のスーパースターだと思った。ワクワクしている」と、声を弾ませた。

内外野もこなせるユーティリティーで、来季は杉谷拳士内野手(30)ら帝京出身4人組での1軍出場を目指す。この日、深緑色のスーツで寮を出る際、同じく帝京OBの石川亮捕手(26)と松本剛外野手(28)から「『お前、いつまで帝京のブレザー着てるの?』と言われた」と頭をかきながらも「来季はオーダーに4人の名前が並ぶように」と、意気込みを口にした。(金額は推定)