愛媛・松山で行われている大学代表候補選考合宿の2日目となる4日、紅白戦2試合が行われた。

実戦の間隔が空き、寒さもある難しいコンディションの中で、中京学院大の右腕、赤塚健利(けんと)投手(2年=中京学院大中京)が2イニングを無安打無失点に抑え、3者連続を含む4奪三振をマークした。

195センチの長身から、角度のある直球を投げ込んだ。最速151キロを誇り、変化球はカーブとツーシームの2球種のみで勝負。「楽しみながら投げました。自分の持ち味は直球なので、全力で出し切ろうと頑張りました」。代表チームを率いる九産大・大久保哲也監督は「打者は、見た目の角度でタイミングをずらされるのかなとと思った。コントロールも非常によかった」と高評価だった。

19年夏の甲子園で、赤塚は当時身長193センチ。最速148キロの直球を武器に好リリーフで4強入りに貢献した。プロ志望届を提出したが、指名漏れを経て大学野球へ。「高校の時は、ショートイニングだけだった。大学に入って、先発完投しないといけない。変化球でカウントを取れることが成長です」と話した。