日本ハムが実施する「ふぁい田!ATSUMAプロジェクト」の参加者へ向けて、収穫された米などの発送が6日から始まった。

同プロジェクトは18年9月の北海道胆振東部地震で被災した厚真町の「田んぼのオーナー」を活用した被災地復興支援活動。3期目となった21年は30組が参加した。5月の田植えと9月の稲刈り、折れたバットを活用した箸づくり体験が新型コロナウイルス感染拡大の影響によって中止となったが、代上厚真小学校5年生の児童19人が製作したしめ縄と、厚真町の一般社団法人「ATSUMANOKI96」が加工したオリジナルコースターを記念品として米5キロ(ななつぼし)とともに発送された。

水田を管理する高橋宥悦さんは球団を通じて「今年は田植え以降、夏場の天候に恵まれ、稲が順調に生育し『ななつぼし』の品種は過去最高の収穫量になりました。『ななつぼし』は香りや甘さ、粘りも控えめでバランスの良さが特徴的です。特に今年は柔らかく甘みのあるお米になりました。皆様が体験会に参加できなかった分、私たち家族が半年間手塩にかけて育てた自慢の米をぜひご賞味ください」とコメントした。