牧が村上になる。DeNA三浦大輔監督(47)と牧秀悟内野手(23)京山将弥投手(23)が19日、横浜市内で「京急百貨店×ウィング上大岡PRESENTS がんばろう横浜!横浜DeNAベイスターズ クリスマストークショー2021」(京急百貨店主催)に参加。1学年年下のヤクルト村上宗隆に刺激を受け、来季は見習う姿勢を見せた。

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牧はトークショーでは「すごいと思った選手」を聞かれ、村上の名前を挙げた。「年下ですが、投手に声をかけたり大ベテランみたい。鼓舞する姿は1個下ですが堂々としてすごい」と理由を説明。三浦監督は「牧にも当てはまる」と認めていたが、牧は「村上君を見てもっとやらないとと思った」と2年目の進化を決意した。

来季は4番の期待もかかる。今季は終盤の15試合で任され、打率5割1分7厘、OPS1・297と打順別で最も好成績を残した。「最後やらせてもらったけど、意識せずに与えられた」。主将を務めた大学ジャパンでも打っていた打順だが、三浦監督は「選択肢の1つ」と話した。

気になるのは2年目のジンクスだ。三浦監督は「全く心配していません」と断言した。理由は「4番になって、マークがきつくなった中でも結果を残した。研究より進化が上回る」と説明した。牧は「不安はもちろんある」とした上で「1年目は100%でやった。この気持ちは忘れずにやりたい」と意気込んだ。初のオフはイベント出席も増えたが、リフレッシュになっており、練習も並行。来季に向けて、ぬかりはない。【斎藤直樹】