西武へのリベンジの思いを込め、沢村賞右腕が22年開幕投手に名乗りを上げた。オリックス山本由伸投手が大阪市内の球団施設で練習。

「しっかり自分のやることをやって開幕、まず任せてもらえるようにコンディションを整えたり、トレーニングしたり、オフシーズンをしっかり頑張りたい」と、2年連続の大役への意気込みをあらためて明かした。

来年3月25日開幕戦(メットライフドーム)の相手は今年と同じ西武。「シーズンの後悔というか、悔いの残っている点は開幕戦に負けたことと前半の負け越し」と21年を振り返る。「自分も緊張しますけど、まわりもすごく緊張している」という開幕ならではの空気の中、味方の失策後の失点を止められず。自責1ながら、7回4失点で敗戦投手に。シーズン15連勝が始まった5月28日ヤクルト戦の時点では、4勝5敗と黒星が先行していた。

来季はまず西武にやり返す。中嶋監督には「その話はしていません」と直訴はまだだが、準備万全で備える。年度をまたぎ、無敗を続ける。【堀まどか】