西武辻発彦監督(63)が、先発3本柱にそれぞれ2桁勝利を厳命した。

今季チーム最多となる11勝(9敗)の高橋光成投手、初めて2桁を挙げた10勝(8敗)の松本航投手に加え、自己最多8勝(8敗)の今井達也の3人が、来季先発ローテーションの柱になる。その3投手に「2桁(勝利)しなきゃダメでしょ、この3人は。その中で貯金つくらないと優勝はない」とハッパを掛けた。

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今季は3人で29勝も貯金は4つ。1年間シーズン通してローテーションを守った上で、貯金の上積みは上位浮上の鍵を握る。3本柱のさらなる進化は、チームの順位に直結するだけに、2桁勝利は最低条件となる。その上で、4番手以降には今季4勝4敗の渡辺勇太朗投手やドラフト1位、2位コンビの隅田知一郎投手(22=西日本工大)、佐藤隼輔投手(21=筑波大)のダブル左腕、外国人がいる。「他の投手も頑張んなきゃと、先発陣に競争意識が出てきてくれれば面白い」と相乗効果も期待した。