ロッテの来春1次キャンプが沖縄・石垣島で行われることが27日、球団から発表された。

2月1日から同13日まで行われ、来春で15回目となる。1軍の2次キャンプは沖縄本島の糸満市で同15日から行われる。

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今年2月の石垣島キャンプは新型コロナウイルス感染症対策のため、無観客で行われた。来春について、石垣市スポーツ交流課の担当者は「基本的には通常通り、ファンの皆様をお迎えする準備で動いています」と、現時点では有観客を前提に準備を進めていることを明かした。年明け1月23日の石垣島マラソンも実施予定となっている。

一方で「どうしても離島であるので、感染状況によってはまた方針を考えなくてはならないこともあります」と説明。有観客か無観客かの最終判断については「(キャンプイン)直前になってしまうかもしれません」とコメントした。

一部の民間調査では、石垣島キャンプの経済効果は数十億円とされる。温暖な石垣島では、冬場は観光客が減る。市としても今春の無観客は苦渋の決断になったが、1年が過ぎても全国的にコロナ禍が完全に沈静せず、来春の判断も早急にはできない状況にある。

なお、石垣市は27日時点での陽性者数は0人で、八重山保健所管内(石垣市、竹富町、与那国町)では58日連続で陽性者数0人となっている。今年11月には民間のPCR検査センターが開設されたものの、島内の医療態勢に大きな変化はない。八重山保健所の担当者は「沖縄本島の北部で感染が増えていますが、数週間前はほとんどいない状況でした」と、仮に有観客が決まっても警戒を緩められない状況であることを強調した。【金子真仁】