ロッテの育成ドラフト1位、田中楓基投手(18=旭川実)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

今年の旭川は雪が少なめで、積雪は「ひざくらいです」と言う。そんな氷点下の町をこの日朝出発し、午後2時前に入寮した。「すごく暖かくて。早く体を動かしたいなという気持ちです」と笑った。

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氷点下10度を下回ることもある旭川の朝。「起きたい時間より10分前くらい早めにアラームをかけておいて、布団の中で体をちょっとずつ起こしていく感じ」というものの、起きるのは苦手だ。プレゼントされたラジオ付きアラームを寮に持ち込んだ。

「耳が疲れないというか、ずっと流していても苦にならないので。テレビだとやっぱり目が疲れたりすると思いますし。ラジオは聴いて他にも何かやることができるので」

よく家族でもFMを聴いていたという。現在は最速150キロで「155キロまではしっかり伸ばしていきたいです」と掲げる。まだ線は細いものの、大きな魅力を秘めた右腕。1年でも、1日でも早く、熱気に満ちた吉報を故郷に届けたい。【金子真仁】