日本ハムの背番号を振り返ってきた本連載は、今回で最終回。最後は「67」と「68」の2本立てで紹介する。

「67」を着用してきたのは、これまで11人。最長は長田博幸(78~89年)の12年。選手として8年着用したのち、ブルペン捕手に転身して4年着用。90年からは「97」に変更した。選手としては目立った成績は残せなかったが、江夏豊に「日本一のブルペン捕手」と称された。本連載「64」でも紹介したオバンドーは、04年途中に入団テストを受けて復帰。05年途中に退団するまで「67」を背負った。04年は勝負強い打撃で、チームをプレーオフ進出に導いた。現在は八雲町出身の片岡奨人が20年から着用。1軍出場はまだなく、今季初出場を目指す。

「68」を着用してきたのは10人。最長は現在の石川亮(14年~)で、今年で9年目を迎える。昨季は自己最多の60試合に出場した。チームは正捕手が固定できないシーズンが続いており、定位置奪取にも期待がかかる。最短は、こちらも本連載で取り上げた白老町出身の渡部龍一で06年9月27日の1日。引退を表明していた新庄剛志が公式戦最終戦となった同日、渡部の「63」着用を希望し、1日限定で変えた。特例措置だったためユニホームなどは作成されなかった。【小林憲治】(おわり)