横浜商大(神奈川大学野球連盟)の今秋ドラフト候補、鷲田亮太外野手(3年=八王子実践)が、今年の目標に「完全燃焼」を掲げた。27日、横浜市内のグラウンドで練習を行った。

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子どもの頃、ヤクルトファンの父に連れられて神宮球場で何度も観戦した。夢中になり、小1で始めてから学生野球としては最後の年を迎えた。「後悔を残したくないし、両親や監督に恩返しをしたいです。感謝の気持ちを、リーグ優勝することで返したい。次のステップに向けても、やり切りたいと思っています」と力強く話した。

50メートルを6秒で駆け抜ける足が持ち味。昨年12月には大学日本代表の候補合宿に参加した。チームでは「1番」でスタメンに名を連ねることが多く、井樋秀則監督は「鷲田が先頭で出ると、得点につながる」と期待する。本人も「四球でもヒットでも、出塁することでベンチの雰囲気もチームの士気も変わると思う」と出塁にこだわる。

より練習時間を確保するため、昨年からグラウンド近くで1人暮らしを始め、すっかり“自炊男子”に。子どもの頃から家事の手伝いをしていたため、「料理は楽しい」と食材にもこだわった特製カレーが得意料理だ。

1年春からレギュラーで起用されているが、まだ優勝の喜びを味わっていない。目標は首位打者とベストナインの獲得。さらに「今年は優勝したい。勝つため、優勝するためにチームで挑戦していきたい」と意気込んだ。【保坂恭子】