オリックスの先発スタッフが充実してきた。19、20年に開幕投手を務めた山岡泰輔投手(26)が、2番手で登板。結果は3回5安打4失点(自責2)だったが昨年9月に右肘クリーニング手術を受けて以来、最多の63球を投じた。

降板後には「高めに浮いたボールが多かった」と反省。最速は148キロで「球の強さはあった。ちょっとずつ(状態を)上げていけたら」と前を向いた。患部の状態には「(翌日の)反応を見てみたい」と、やや不安は残すものの、先発調整に向けての再スタートを切った。

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中嶋監督は「思ったところに投げられていない」と制球面での不安を口にした。今後は「ゾーンで勝負していくはず」と次回登板での修正に期待した。19年に最高勝率のタイトルを獲得した右腕が先発ローテーションに戻ってくれば、大きな戦力になることは間違いない。

この日はバルガスも3番手で登板。3回33球で1安打無失点の投球に、指揮官は「いろいろなことを考えて。(先発の)適性もある投手。枚数が何枚にもなれば」と、最速159キロ右腕の先発起用の含みを持たせた。【真柴健】