プロ初先発で甲子園デビューした、阪神ドラフト3位桐敷拓馬投手(22=新潟医療福祉大)が4回1安打無失点の好投で、開幕ローテ入りを強烈にアピールした。

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ガンケルの登板回避のため繰り上げて登板。1回、先頭の楽天西川に四球を与えたが、落ち着いた投球で1回を終えると、2、3回はテンポよく3者凡退に抑えた。4回は島内に内野安打を許したものの、辰巳を124キロのスライダーで空振り三振を奪い、0封で締めた。

「4回無失点で自分のピッチングで粘り強く投げられたと思います。真っすぐとしてはインコースに左バッター、右バッターの両方にインコースに投げることができたので、そこは一番良かったかなと思います」と甲子園デビュー戦で手応えを見せた。桐敷は先発、中継ぎと両にらみでの「先発テスト」だったが、最速144キロの速球とツーシーム、スライダーを交えた攻めの投球が光り、上々のスタートを切った。