開幕投手候補のヤクルト奥川恭伸投手が、中日とのオープン戦に先発し、4回を51球、4安打1失点に抑えた。

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初回は制球が定まらず、1死満塁から福留の併殺崩れの間に先制を許したが「2回からちょっと力を抜いてコントロールを意識しながら投げようと思いました」と切り替えた。以降は、意識する「力感のないフォーム」から繰り出す最速151キロの直球を軸に尻上がりに調子を上げ、修正能力の高さを示した。

前回登板した2月27日阪神戦では3回2安打1失点に「まだまだですね」と厳しい自己評価だったが、この日は「いいボールも少しずつ出てきている」と課題だった変化球も改善。「いい力感で150キロを投げられれば、一番打ちづらいと思うので。そういうところを目指したい」と直球にも手応えを示した。高卒3年目右腕が、初の大役へ力まず、着実に歩を進める。