■巨人ウォーカー、ファーム練習初合流

ハジメマシテ! 6日に来日した巨人の新外国人アダム・ウォーカー外野手(30=米独立リーグ)が8日、川崎市のジャイアンツ球場でファーム練習に初合流した。周囲が防寒対策を徹底する寒空の中「気候は少し寒い」と言いながらも半袖で登場。「この髪形でMVPを2回、取った」と3年前から取り入れ、験担ぎで続ける長いドレッドヘアをなびかせながら、軽めのキャッチボールや外野ノックをこなした。

元NFL選手の父から受け継いだ身長196センチ、体重104キロの体が生み出すパワーを見せつけた。屋外でのフリー打撃では64スイング中5本の柵越え。「時差ボケもあったけど、全体的にいい感触で打つことができた」とうなずいた。2月中旬から他の新外国人と米アリゾナ州で合同練習を行ってきた。「調子はいいのでなるべく早めに試合の準備はできると思う」と、早期のファームでの実戦デビューを見据えた。

■ヤクルト新外国人が入団会見

ヤクルトの新外国人A・J・コール投手(30=ブルージェイズ)アンドリュー・スアレス投手(29=韓国・LG)が8日、神宮のクラブハウスで入団会見を行った。「連覇に貢献したい」と声をそろえた。水際措置の緩和で、ようやく4日に来日できた。昨年末から日本のボールで練習を続け、来日を待ち望んでいた。

日本と“縁”があった。メジャー通算14勝右腕のコールは18年にヤンキースで田中将(現楽天)と同僚。「あまり話はしなかった」と言いながらも、田中将の投球が好きだったという。以前も日本行きの話があったが、かなわず。「念願かなった」と喜んだ。同通算7勝左腕のスアレスは昨季は韓国でプレー。「ロッカーが隣の(元阪神)ボーアが『日本はいいぞ』と。アジアの文化を知ってるので、なじみやすい」。チームには11日に合流予定。ともに先発の期待がかかる。高津監督は「早く溶け込んでもらって」と言ったが、心配はなさそうだ。