ソフトバンクに新加入したメジャー通算52勝右腕のタイラー・チャトウッド投手(32)が15日、ペイペイドームで入団会見を行った。

150キロ超の高速シンカーや、150キロ後半の力強い直球が武器。18年から3年間はカブスでダルビッシュと先発ローテーションを回った間柄だ。愛称は「チャッティ」。藤本監督顔負けの立派な髭をたくわえ、リーグ優勝奪回に貢献する。

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入団会見の壇上。チャトウッドはいきなり熱い言葉を発した。「闘争心、勝ちたい気持ちでやっている。チームに入ったからには、多く勝てるように熱い気持ちを出してやっていきたいね」。メジャー通算52勝右腕はコロナ禍で来日が遅れたが、来日前に米国でシート打撃などに登板。すでに戦闘モードだ。

右打者の内角に食い込む150キロ超の高速シンカーや、150キロ後半の力強い直球が最大の持ち味。「カーブ、チェンジアップもある。それが自分のスタイルだよ」と、ニヤっと笑った。松本裕一国際部部長(50)も「(右打者は)内角を突かれるから、3連戦の初戦なら相手は嫌だろう」とうなずく。16年にはロッキーズで先発として自己最多12勝を挙げた実力派右腕。「日本でプレーした選手から日本の野球は素晴らしいと聞いていた。自分も挑戦したいと思っていたよ」と、胸を躍らせた。

鷹党に呼んでもらいたい愛称を問われると「チャッティだよ。ニックネームで呼んでいただけたら」と照れ笑い。会見前にグラウンドに姿を見せ、藤本監督やグラシアルにあいさつし、早速チームになじもうと動いた。「福岡に来られて楽しみにしているよ。1つでも多く勝てるようにやっていきたいね」。

18~20年にはカブスに在籍し、ダルビッシュと3年間ともに先発ローテを回った。「彼の変化球はすごい球。どういう握りをしているのか、どういう考え方で投げているのか、そういう話はよくしていたよ」。ソフトバンクへの移籍が決まった時もメールで祝福されたという。「日本の野球はアメリカと違ってスモールベースボールとか、いろんなことを教わった。いい経験になると思って来たんだ」。ダルビッシュとの交流も、NPBに挑戦した理由の1つだった。

16日には早速2軍本拠地のタマスタ筑後でブルペン投球を行う。藤本監督は「先発で考えてます。4月中旬から後半には(ローテに)入ってきてもらいたい」とメドを明かした。指揮官に負けじと立派なひげもトレードマーク。新助っ人は開幕から約1カ月遅れで、ベールを脱ぐことになりそうだ。【只松憲】