中日の新外国人、育成契約のフランク・アルバレス投手(23)とギジェルモ・ガルシア外野手(21)が15日、バンテリンドームで入団会見を行った。ともにアマのキューバリーグでプレーし、同国代表で活躍してきた。

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身長192センチ、最速157キロ右腕のアルバレスのニックネームは「超音速」。「僕の武器は球速が速いこと。育成で学ぶことが多いが、ベテラン投手陣からアドバイスいただいて身に付けていきたい」と意気込みを語った。キューバ代表の先輩R・マルティネスや他の日本人投手らから投球術などを学ぶことを楽しみにしていた。

右投げ左打ちのガルシアはバットコントロールのうまさを立浪監督も注目している素材。日本野球に憧れてきたといい、ヒーローの1人に巨人やヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏を挙げ、「本塁打にこだわりたい」と抱負を語った。キューバではひげを生やしていたが、中日の方針に合わせてそって来日。ミドルネームもガルシアで、ニックネームは頭文字にGが3つ並ぶことから「3G」と呼ばれていると明かした。

会見に同席した立浪監督は「たくさんチャンスがあるチーム状況。日本の練習量はキューバより多いが、焦らずにやってほしい」とエールを送った。当面は体力強化と日本野球になじむことを優先させる方針だ。

2人はコロナ禍による来日規制などもあり、春季キャンプには参加できず11日に来日していた。【伊東大介】