オリックス先発の山崎颯一郎投手が開幕ローテへ準備万全をアピールした。「変化球を低めに集め、真っすぐはゾーンで勝負と思っていました」。阪神を6回2安打無失点に抑え、オープン戦最終戦を締めた。

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前回13日の中日戦は6回2失点。だが中嶋監督から「スピード合戦じゃない」と制球の課題を指摘された。この日のマウンドは「気合入れました!」と笑顔を見せつつ、「この前は冷静さが欠けていた。しっかり1週間、準備しました」と成果を発揮した。修正ポイントをしっかり確認するために「前回の動画を見た。体が開かない意識で」と予習もバッチリだった。直球で最速154キロを出しつつ、スライダーやフォークで投球の強弱をつけた。

中嶋監督は「まだやることはある」と相変わらず辛口だったが、「十分面白い存在」とも評価。順調なら開幕3戦目の27日西武戦の先発を任される。エース山本、20歳宮城らとリーグ連覇へ腕を振る。【真柴健】