阪神が逆転負けで、95年以来となる球団ワーストタイの開幕5連敗を喫した。先発伊藤将司投手(25)が5回まで無失点の力投も、7回途中6失点(自責5)で今季初黒星。

打線は7点を追う9回に佐藤輝明内野手(23)の適時打などで2点を返したが、「1勝」は遠かった。矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。

【阪神】7月半ばに中村勝広監督休養、藤田平監督代行が指揮 最下位/95年開幕5連敗VTR

-伊藤将は丁寧に投げていたが3巡目が

みんなしんどいから、そこでなんとか。まあ(中野)拓夢がちょっと足を引っ張ったところもあったしね。(6回2死一、三塁から末包の打球をトンネルし適時失策)ああいう1点は…、チームにも将司にもちょっと重かったんで。その中でも粘って欲しかったなというところやけど。

-簡単な打球ではなかったと思うが

いやいや、それはもう、そんなん言われへん。拓夢に関しては下がって捕っているわけだし。(大山)悠輔だってね、しっかり投げればっていうところがあるんで。それは言い訳にはならない。

-打線は大山を初めて5番で起用し、ロハスを今季初スタメンで使うなど組み替えて臨んだ

なかなか状態がみんな上がってこないんで。まあもちろん、そのまま行くっていうこともあるけど、何かきっかけをつかんでもらえたらというところもあったし。

-5試合連続安打の大山の状態は上がってきている

シーズンに入ってから内容も良くなってきてるんで、悠輔らしくなってきているかなというのはあると思う。

-先制弾のロハスもベンチスタートが続いて悔しい思いもあったと思うが

自分の力を発揮して、打席を増やしていくしかないんで。

-明日以降に向けて

やれることはね、大きく変えられることはできないけど、気持ちの部分で大きく変えるということは1人1人の思いでできるし。俺もそういうことを伝えてきていたんで。苦しいのはみんな苦しい。でも1人の“絶対変えてやる”という思いがつながれば、大きな力に変えられるんで、そういう思いでいくしかない。