阪神藤浪晋太郎投手はプロ初の1試合3被弾で今季初黒星を喫した。1回1死、2番坂本の左中間ソロで先制点を献上。続く3番ポランコにも2者連続弾となる右越えソロを浴び、プロ初の1イニング2被弾にぼうぜんだ。2回2死からは8番大城に左翼ポール際席まで運ばれ、最終的に4回6失点(自責4)。チームは開幕7連敗となり、「何とかチームに流れをという思いでマウンドに上がりましたが、相手打線にいいようにやられてしまい、悔しい投球となりました」と猛省した。

巨人菅野との投げ合いは18年4月20日以来4年ぶりだった。1月に沖縄の宮古島、伊良部島で初めて自主トレをともにして、軸足の使い方を勉強。目の前で成長を見せたかったが、師匠の壁は分厚く高かった。16年4月5日以来の巨人戦白星はならず。矢野監督は「いい打者をどう抑えていくかというレベルに、晋太郎自身も成長していってもらいたい」と期待。次回は真価が問われる。