阪神青柳晃洋投手(28)が実戦に復帰し、2回無安打無失点、3奪三振だった。

【関連記事】阪神ニュース一覧

「右バッターの外真っすぐっていうのが中に入ってしまったりとか。意図したボールじゃないボールがいってしまうことが多かった。2イニング抑えましたけど、結果が良かっただけで、まだまだだなという感じでした」と納得しなかった。

0-0の4回から2番手として登板。味方のエラーで先頭来田に出塁を許したが、中川圭を遊ゴロ、池田を見逃し三振、山中を遊ゴロと落ち着いた投球でアウトを重ねた。2イニング目となった5回も変化球で2三振を奪うなど3者凡退。34球を投じて最速は143キロ。危なげなく予定の2イニングを投げきった。

「強いて言えば、ツーシームがインコースに投げ切れたというのが(良かった)。スライダーもボールになりましたし。見逃し三振を取ったボールも抜けたスライダーだったんで、意図したスライダーではなかった。全体的にまだまだというか、自分の感覚には追いついていない」と自らに厳しかった。

それでも「呼んでいただけたら、いつでもいけるという状態には早くしたいです」と早期1軍復帰への思いは変わらない。次回については安藤2軍投手コーチと相談するとした上で「今度は普通の先発として投げられたら。80球なのか、イニングなのか分からないですけど話し合いながら」と見据えた。

青柳は今季開幕投手に内定していたが、3月17日に新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱。3月27日に練習を再開していた。