青学大が2連勝とし、勝ち点1をつかんだ。

「1番二塁」でスタメン出場の今秋ドラフト候補、山田拓也内野手(4年=東海大相模)が2本塁打を放ち、勝利に導いた。初戦は4打数無安打で「昨日の結果がよくかったので、今日は積極的に振りにいった結果です」と話した。

初回は、内角の直球を右翼へ運び、先頭打者弾。2-1で迎えた5回は、1死一塁でスライダーにうまく合わせ、右翼スタンドへ運ぶ2ラン。昨季リーグ戦で通算2本塁打だったが、いきなり1日で2本塁打。「今日はいい風が吹いていたおかげ。ホームランよりも、出塁することを考えている。今日はたまたまです」と笑顔で振り返った。

169センチと小柄ながらパワーがあり、昨秋は二塁手部門でベストナインを獲得するなど守備も持ち味。プロ入りについても「最終的にはそこを目指したい」と話した。

9回には、下村海翔(かいと)投手(3年=九州国際大付)が登板。最速149キロをマークした直球を軸に2三振で3者凡退で試合を締めた。1年秋に2部で主力として活躍し1部復帰。その後、手術をしてリハビリに時間がかかったが、公式戦に復帰した。

安藤寧則監督は「投げたい気持ちを我慢して、先を見据えて練習してきた。また成長して、レベルアップした。今後の状態を見て(先発の)名前を呼びたいと思う」と話した。