巨人原辰徳監督(63)は手綱を緩めることなく2位広島との3連戦に臨む。8勝1敗、6連勝で単独首位と開幕ダッシュに成功。それでも「ひと回りしないとね。行ってこいだよね。いつどうなるかは分からない」と、セ5球団とホームとビジターでの対戦が終わるまでは、隙を排除しながらチームを構築していく考えを示した。

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先を見据えて選手を動かす。新守護神で6戦6セーブのドラフト1位大勢は「相当なるエネルギーを出して投げている。少し手綱を引いてあげる必要もある」と、3連投はさせない方針を継続。トミー・ジョン手術明けで2試合先発後に抹消した山崎伊に代わり、9日ヤクルト戦(東京ドーム)では2軍で調整を重ねさせた新外国人シューメーカーを初先発させる予定だ。

開幕時に主将代行に指名した小林には、坂本主将復帰後に選手の前で「副主将」に推薦。満場一致で結束をさらに深めた。「これからよ!」と原監督。グラウンド内外でのきめ細やかな目配りと気配りで、勢いを確かなものにする。