テルよ、4番の宿命背負え! ここ2試合で明暗分かれる阪神佐藤輝明内野手(23)に“4番マインド”が授けられた。

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5日のDeNA戦は1号2ランでチームに今季初勝利を呼び、6日の同戦は10回2死二塁のサヨナラ機で三邪飛に倒れ、チームも敗れた。これを受け井上ヘッドコーチからゲキが飛んだ。

「よかれ悪かれ、たたかれる男。『負けたのは4番が打てへんかったから』と言われるのは、逆にお前に頼っているということだと言っている。『お前のおかげで勝った』という試合を増やせばいい」

まさに佐藤輝の一打が勝敗に直結しており、同ヘッドは「調子じゃない。いるだけで相手が嫌がったり、球場が盛り上がるのが4番」と熱弁。「調子悪くても何とかしなさい、とケツをたたく」と不動の4番へ鍛えていく方針を示した。

DeNAに多数の新型コロナウイルス陽性者が出た影響で、7日の試合は中止。佐藤輝はすぐさま、8日からの広島3連戦へ切り替えた。「バッティング練習でしっかりと頭で整理して、いいイメージを持ってプレーしたい」。チームは11試合で1勝のみ。勝利には何より、4番の一打が必要だ。【中野椋】