阪神が引き分けを挟み3連敗を喫し、借金は今季最多の11まで膨れ上がった。今季14試合目で早くも3度目の完封負け。貧打から抜け出せない。

【ニッカン式スコア】10日の阪神-広島戦詳細スコア

日曜日の甲子園でのゲームは今季初。3万8051人のファンの声援が、ため息に変わり続けた。試合後には整列するナインにスタンドから怒号が飛び、応援グッズが投げ込まれた。

この日も広島先発遠藤を打ち崩すことができなかった。6回までは得点圏に走者を進めることもできなかった。7回2死三塁の好機では、6番糸原健斗内野手(29)が二飛に倒れた。

8回には高山俊外野手(28)、島田海吏外野手(26)、メル・ロハス・ジュニア外野手(31)と3連続で代打攻勢を仕掛けるも、得点には至らなかった。

9回は1死三塁の同点機を作るも4番佐藤輝明内野手(23)、5番大山悠輔内野手(27)が連続で空振り三振。広島守護神栗林を追い詰めたが、あと1歩届かなかった。

先発ジョー・ガンケル投手(30)は7回1失点の好投だった。2回に広島4番のマクブルームに2号ソロを浴びたのみ。試合を作った助っ人を見殺しにした。

開幕14試合を終え、わずか1勝。矢野虎が苦境打開のきっかけをつかめない。