ロッテ佐々木朗希は次回登板でも数々の快挙を狙う。

◆連続イニング奪三振 今季は初登板の楽天戦初回から23イニング連続奪三振を継続中。プロ野球記録は15年サファテ(ソフトバンク)の43イニングだが、全試合先発や日本選手の最長は20年山本由伸(オリックス)の25イニング。山本の記録にあと2と迫っている。ここまでの23イニングは21年伊藤大海(日本ハム)に並ぶシーズン初登板からの最長。シーズン途中を含めても19年種市篤暉の球団記録に並んでおり、初回に三振を奪えばそれぞれ更新する。

◆毎回奪三振 2試合連続毎回奪三振をマークすれば球団初。通算2度は成田文男、伊良部秀輝、成瀬善久に並ぶ球団記録。

◆連続2ケタ奪三振 ここまで3試合連続2ケタ奪三振。ロッテの投手が4試合連続2ケタ奪三振なら、伊良部秀輝の球団記録(94、95年に各1度)に並ぶ。

◆ノーノーの次戦 完全試合を含むノーヒットノーランを達成した次の試合でも完封した投手は、1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)が最後。完封なら2リーグ制後初となる。

◆球速166キロ 今季は最速164キロを出した。21年ビエイラ(巨人)のプロ野球最速166キロ、16年大谷翔平(日本ハム)の日本選手最速165キロを更新する可能性がある。

 

◆佐々木朗希の完全試合 10日オリックス3回戦(ZOZOマリン)で史上16人目の完全試合を達成した。佐々木朗は立ち上がりから160キロ台の速球を連発。1回に3番吉田正から3球3三振を奪うと、ここからプロ野球新記録となる13者連続奪三振をマーク。後半も勢いが止まらず、最後は代打杉本を空振り三振で締めくくった。105球を投じてオリックス打線を完璧に封じ込み、打者27人をプロ野球タイの19奪三振、内野ゴロ5、内野飛球1(捕邪飛)、外野飛球2に仕留めた。チームは6-0で勝利した。