国学院大が亜大に勝利し、1勝1敗とした。

初回にこの試合が初先発の亜大・山城京平投手(1年=興南)の立ち上がりを攻め、1死二塁から柳館憲吾内野手(2年=日大三)の左中間を破る適時二塁打で1点を先制。5回には1死二、三塁から神里陸捕手(2年=東海大相模)が「つなぐ気持ちを大事に。コンパクトを意識しました」と内角直球を捉え、右翼線を破る適時二塁打で2点を加えた。8回には伊東光亮内野手(2年=大阪桐蔭)の中越えの適時二塁打でダメ押しの1点を挙げ試合を決めた。

前日の敗戦の悔しさをぶつけた。午前6時30分、グラウンドには神里の姿があった。約1時間30分にわたって至近距離からの送球でブロッキング練習を繰り返した。1戦目では、暴投で振り逃げを許しピンチを広げていた。2度と同じミスは繰り返さないと心に誓い、捕球を続けた。今年オリックスに入団した福永奨捕手からの「1球1球根拠をもってリードするように」という教えも生かした。この日は打順、流れを読み配球。先発の武内夏暉投手(3年=八幡南)を好リードし、7回まで3安打1失点に抑え、瀬崎絢投手(3年=日大豊山)につなぎ逃げ切った。

兄のDeNA神里和毅外野手からは開幕前に「頑張れよ」とエールをおくられた。3季連続優勝がかかるが「1戦1戦勝っていきたい」と、足元をしっかりと見つめた。