10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)は8回まで完全投球を続けたまま、マウンドを降りた。打者24人に102球。日本ハム打線から14個の三振を奪ったが、プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合やノーヒットノーランは惜しくも逃した。

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<佐々木朗希がこの日つくった記録>

★連続イニング無安打 10日オリックス戦の1回からこの日の8回まで17イニング。17イニングは48年真田(大陽)の16イニングを上回る新記録。

★連続イニング奪三振 シーズン初登板の初回からこの日の2回まで25イニング。25イニングは歴代4位タイで、日本人投手では20年山本(オリックス)に並ぶ最長。シーズン初登板からでは昨季の伊藤(日本ハム)の23回を上回る新記録。

★4試合連続2桁奪三振 ロッテでは94、95年伊良部に並ぶ最長記録。シーズン初登板から4試合連続は、91年野茂(近鉄=6試合)10年ダルビッシュ(日本ハム=5試合)に次ぎ3人目。

★2試合連続14K 52年金田(国鉄)57年梶本隆(阪急)90年野茂(近鉄)07年ダルビッシュ(日本ハム)に次ぎ5人目。金田と梶本は延長戦に入ってから記録した試合があり、9回までに14奪三振以上を続けたのは野茂、ダルビッシュに次いで3人目。