ロッテ・ブランドン・レアード内野手(34)が出場5試合20打席ぶりの安打を放った。

1点を追う4回1死一塁。低いライナー性の打球は、風速18メートル前後の“追い風”も受けてグングン加速。右中間を破る同点適時二塁打となった。「もちろん自分だけじゃないけど、今日はものすごい風で、打席でも背中を押されるような感覚の時もあって大変だけど、しっかり集中しながらボールを捉えることができた」と、笑った。

試合開始前からZOZOマリン特有の海風は猛烈だった。ビジョンには「強風注意」の表示が随時行われ、両先発の帽子が飛ばされたり、吹き飛ばされたポリ袋がグラウンド上を舞って試合が一時中断することも。その中で試合前に通算200本塁打の連盟表彰を受けたレアードは無安打トンネルを抜けた。「良い結果を出せて良かった」と、打撃の調子も風向きが変わりそうな一打となった。

しかし、試合は延長の末、2-3で敗れた。

▽ロッテ小島(強風に帽子を飛ばされながらも7回2失点、134球の粘投)「風に順応することができなくて球数もかさんでしまい、良いテンポで投げることができず苦しい投球になってしまいました」

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