巨人は戸郷翔征投手が突然崩れて連敗に沈んだ。1回に2点援護を受け、4回までは1安打のみで快投。勝ち投手の権利がかかる5回1死三塁でDeNAロメロをカウント0-2に追い込んだ。球数80球に差し掛かったところで、痛恨の四球を与えた。1死一、三塁から桑原、佐野に連続適時打で逆転を許し、牧の2ランで万事休す。4回2/3を5安打5失点KO。今季2敗目を喫し「先制してくれたのに、粘りきれずに本当に申し訳ないです」と話した。

ここまで3勝を挙げ、登板4試合はいずれもクオリティースタート。昨季まで2年連続9勝と、自身初の2ケタ勝利には1歩及ばなかった。あと1歩の粘りが課題になる。

追いつかれても続投を託した原監督は「まあ、そうね。5点というのはね。何とかやっぱり、粘っこく、もったいないよね」。桑田投手チーフコーチも「本当にもったいな。あの回だけすごく淡泊になってしまった。今年は開幕してすごく粘り強く投げていたんですけど、あの回だけ単調になった」と残念がった。

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