中日が踏んだり蹴ったりの黒星を喫した。00年以来の三重殺を完成させながら、2点差を追いつけなかった。初回1点を先制も京田、阿部が失点に絡む失策。三重殺を成立させながら敗れたのは、球団では76年以来46年ぶり。リーグ首位打者の大島が死球を受け、先発勝野は脇腹を痛めてともに途中交代というアクシデントもあった。試合後の立浪和義監督(52)のコメントは以下の通り。

    ◇    ◇    ◇

-守備のミスから失点

「久しぶりの土のグラウンドで痛いエラーが出た。明日またしっかり練習して、ミスがないように。ミスをしたらこうして負けるんで、やっていかないといけない」

-三重殺もあった

「(京田は)とっさに走者が出ていたからタッチしにいったんでしょうけど。結果的にアウトなったから良かったが、あれフォースプレーでしょ。ああいうプレーもある。次は普通にベース(を踏ん)で捕っておけばアウトなんでね」

-その後、京田を呼んで話していたが、封殺の話か

「そうです。『ベース踏んでなかったやろう』と言ったら、『はい、タッチにいきました』と。次はそんなことはないようにね。結果は三重殺になったが、リクエストでセーフと言われたら。タイミングも際どかった。相手のミスから流れを持っていかないとね。その次の回、チャンスはあったんでね」

-大島の右膝への死球は

「骨には異常はない。明日(28日)、様子を見てになると思う。試合中に病院? そうです。明日、出られるかどうか分からないですけど」

-勝野は負傷降板

「ちょっとこのへん(左脇腹付近を差し)に違和感があったと言ったんですけど、ちょっと1回、抹消しないといけない」

-9安打で1得点だった

「決して打てていないわけじゃないが、初回の1点だけでね。(阪神)西勇も初回から良かった。打ち崩すことは難しいが、その2点(差)がすごく重かった。十分追いつける点数。明日は、早く点取れるように。打順も考えながらやっていきたい」

-途中降板したが勝野の投球内容は

「立ち上がりから良かった。(守備に)足を引っ張られた中で、1点に抑えていた。結果的には3点になったが、全然悪くなかった」

-最下位阪神から初黒星

「どこに負けても痛い。阪神だって元々、力のあるチーム。最初はつまずいたけど、これから必ず上がって来るチーム」

【関連記事】中日ニュース一覧>>