阪神近本光司外野手(27)が2度の華麗な守備を見せた。まずは2回。青柳の143キロツーシームを巨人岡本和が痛烈な打球で左中間へ打ち返した。背番号5は落下点を目掛け全力疾走し、人工芝に体を投げ出し、ダイビングキャッチ。序盤に繰り出したビッグプレーに球場から大きな拍手を送られた。

そして5回。1点を返されて2死一塁の場面。1番吉川が中堅の壁際まで運んだ打球を、背走して追い最後はジャンピング捕球。ラバークッションに体をぶつけながら、左手をグラブに添えて球を離さなかった。右翼から駆け寄った佐藤輝を笑顔で迎えた。

「ヤギさん(青柳)が頑張っていたので、守備としても好投を後押しするようなプレーができて良かったです。今日は今日でリセットして、明日また勝てるようにしっかり準備してのぞみたいと思います」。昨年初めてゴールデングラブに輝いた守備で青柳をもり立てた。

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