高卒3年目の阪神西純矢投手(20)が7回3安打1失点と快投し、今季初勝利となるプロ2勝目を手にした。

巨人戦で今季初先発。最速153キロ直球と切れ味抜群のフォークを軸に、自己最多8三振を奪う投球で、チームを6連勝に導いた。

「ホームランを打たれた場面は少し欲が出てしまったので反省ですが、それ以外は梅野さんに引っ張っていただいて、最少失点に抑えることができ、先発としての自分の仕事ができたので良かったです。たくさん点を取っていただいた野手の皆さんに本当に感謝しています」

初回は2死一、二塁のピンチを背負うも、5番丸を146キロフォークで空振り三振に仕留め無失点。2回は先頭のウォーカーに中越えの先制ソロを浴びたものの、3回以降は相手を寄せつけなかった。8回1死満塁で回ってきた打席で代打が送られお役御免となった。

9番打者としても奮起した。1点を追う5回1死の第2打席。初球をファウルとし、2球目、巨人高橋の甘い変化球を捉え、打球は三遊間へ。一塁へ全力疾走で駆け抜け、遊撃への内野安打で出塁した。プロ通算3打席目で、メモリアルヒットをマークした。

今月27日からは交流戦のロッテ3連戦(ZOZOマリン)が予定されている。西純が先発ローテーションに定着すれば、同学年で親交のあるロッテ佐々木朗との投げ合いも実現する可能性もある。「朗希世代」がプロ野球を盛り上げる。

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